静波海岸

先日、静岡県焼津市にある「焼津小泉八雲記念館」に行ってまいりました。

朝の連続ドラマで取り上げられている小泉八雲。名前は聞いたことがあっても、八雲（ラフカディオ・ハーン）と焼津にどんな関係があるんだろう？ と思っている方も多いのではないでしょうか？

実は八雲、晩年に避暑地として焼津をとても愛し、なんと6回も夏を過ごしたそうなんです！。この記念館は、そんな八雲と焼津の深い縁を感じられる素敵な場所でした。


記念館に入るとまず驚くのが、展示の数々。

直筆の手紙や原稿のレプリカ、当時の写真などがたくさん展示されていて、「この異国の文豪が、本当にこの焼津の地で生活していたんだな」という実感が湧いてきます。

展示テーマは「食事」や「祭り」「海」など、どれも生活に根ざしたものばかり。特に印象的だったのは、八雲が妻のセツさんへ宛てたラブレター。 展示されている手紙からは、異国での暮らしを支えてくれた妻への深い愛情が伝わってきて、なんだかほっこりしました。

無料で入れる施設とは思えないほど充実した内容で、八雲の人間的な魅力に触れることができます。

場所は「焼津市文化センター」の中にあり、JR焼津駅からもバスで数分とアクセス良好です。

焼津小泉八雲記念館

• 住所: 〒425-0071 静岡県焼津市三ケ名1550番地
• 開館時間: 9:00〜17:00
• 休館日: 月曜（祝日の場合は翌日）、年末年始

入館無料なので、焼津観光のコースに組み込むのもおすすめです。「さかなセンター」で美味しい海鮮を堪能した後などに立ち寄ってみてはいかがでしょうか？

静かで落ち着いた空間で、明治の文豪が愛した焼津の歴史に思いを馳せるひととき。歴史や文学が好きな方はもちろん、ちょっと知的な大人のデートにもぴったりですよ。

皆さんもぜひ、足を運んでみてくださいね！