斑尾のある北信濃から新潟県上越市にかけて、
この辺り一帯の郷土料理として有名なのが"笹ずし"です。
そのルーツは、先人の知恵を生かした"野戦食"だったようです。
その昔、川中島の戦いに向かう上杉謙信軍に、
村人が笹を器にして提供したものが始まりとされているそうです。
笹の葉は、抗菌作用があり、また酢飯のダブル抗菌パワーで傷みにくく、
さらにお箸も不要ということで、
戦中にはもってこいの携帯食だったわけですね。
笹ずしは、一般的には笹の上に酢飯を置き、
ゼンマイ、しいたけ、鬼グルミなどをのせた素朴な山里のすしですが、
他には、ワラビや桜えび、鮭のそぼろや錦糸玉子をのせたりと、
各家庭で色々なトッピングをしているようです。
各地域の笹ずしの食べ歩きも楽しそうですね♪♪
笹ずしは、道の駅や地元のスーパーなどで簡単に手に入りますので、
是非、旅のお供やお土産にいかがでしょうか☆