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石麻呂に、我れ物申す

2020/07/21

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石麻呂に、我れ物申す
   夏痩せによしといふものぞ、鰻捕り食せ  
                         大伴家持(おおとものやかもち)

皆様こんにちは。本格的な夏を思わせる厳しい暑さが続く中、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回ご紹介致しますのは、7月21日と8月2日にございます「土用の丑の日」です。

「土用」とは、古代中国における自然哲学の五行思想に基づく季節の変わり目を意味し、立春、立夏、立秋、立冬の直前の約18日間を指します。
一般的な土用の丑の日は夏に用いられ、一年に1日か2日あります。2日ある場合は、初めの1日目を一の丑、2日目を二の丑と言います。
暑い夏に栄養価の高い鰻を食べる習慣は、このブログの初めに書いた和歌の様に、万葉集にも詠まれる程日本古来からの風習です。
土用の丑の日に鰻を食べる習慣となったのは、1822年に当時話題を集めた「明和誌」に、1772年から1788年よりの風習であると記されています。
鰻を食べる風習の由来は諸説あり、讃岐国出身の平賀源内が発案した説が最もよく知られています。平賀源内は江戸時代に天才、異才と評される人物で、彼の有名な杉田玄白の友人でした。
源内説はいくつか細かな違いがありますが、要約すると「夏に鰻を売れない鰻屋が、源内の元に相談へ赴いた。源内は店先に「本日丑の日」と貼るように勧め、鰻屋は大繁盛した。他の鰻屋も真似る様になり、土用の丑の日に鰻を食べる風習が定着した」
約二百年前、最も盛んに土用の丑の日に鰻が食べられた当時において、鰻は暑い夏を乗り切る為の貴重な栄養源だった事が窺がえます。

そして、有馬六彩でも暑い夏を乗り切る為に、美味しい鰻を提供しております。
レストラン万彩では、ひつまぶしを初め、和のメイン付ブッフェのお料理として、鰻の白蒲焼を提供しております。
二の丑、8月2日の土用の丑の日は、是非有馬六彩で美味しい鰻をお召し上がりくださいませ。

※画像 平賀源内
※メイン付ブッフェは前日までの要予約でございます。鰻の白蒲焼は、7月のみの提供となっております。
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