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蓼科

標高1200m、雪に覆われた森の中の「尖石の湯」

2023/01/22

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たまのお休み、
まだ知らない温泉に入りたいと思いました。
ネットであれこれ調べ、茅野市の八ヶ岳山麓の
「八ヶ岳縄文天然温泉 尖石の湯」を発見!
源泉掛け流しの湯を求めて友人といざ出発しました‼

真っ白な雪原の中を八ヶ岳に向かって進み、
林の下に雪に埋もれた「尖石の湯」という立札がありました。
雪のわだちを踏んで恐る恐る進みます。
80m進むと右手に広場があり、その奥におしゃれな木造りの建物がありました。
駐車場はわたしたちの車だけ。入浴料の1100円を払うと、
「温泉は駐車場の向こうに進んでください。人ひとり歩く分の雪は かいてありますから」と言われました。

「ゆく年くる年」に出てくるような風情のある雪の細道を進むと、
右手には縄文時代の竪穴式住居が復元されていました。
昔の人はこんな家で寒さをしのいでいたんだなあと思いながら歩いてゆくと、藁囲いが見えてきました。

その瞬間嫌な予感がしたのですが、藁の塀の間の赤いのれんをくぐると脱衣場と露天風呂が眼前に!
全くの吹き曝しで屋根だけがある脱衣小屋。
一瞬呆然としましたが、次の瞬間笑いが込み上げてきました。
(しばらく笑いが止まりませんでした)
ゆっくり温まりたいと思って温泉に来たのに、標高1200mの雪原で服を脱がなければならないとは!
脱衣小屋の東屋には一応電気ストーブも置いてありましたが、スイッチを押しても着いているのかどうかもわからない程度。
今更引き返すこともできず、腹をくくるしかありませんでした。

脱衣小屋から露天風呂までの石段には雪と氷が積もっているので、
草鞋が用意されていました。草鞋を履いて掛け湯を浴びます。
掛け湯は温かくて気持ちよかったのですが、温泉がぬるい( ̄▽ ̄;)                                                 (後で聞いたところ、その日は39度しかなかったそうです)
入っていてもちっとも温まらないので、やや熱めの源泉が流れ落ちている
樋(とい)まで行き、その下で肩を寄せ合って暖を取りました。
湯温が低いのは、前日に雪が降ったせいです....お陰であたりは一面の銀世界。
風も無く青空と雪景色が本当に美しかったです。
時折枝に積もった雪がハラハラと温泉の中に落ちてくるのが、幻想的で野趣に溢れていました。

1時間近く入っていてようやく温まってきましたので、意を決して脱衣小屋に向かいました。   

                            
帰り際、本館で温泉水を飲ませてもらいました。
サルフェート(硫酸塩)が豊富に含まれたここの温泉は、高い利尿作用とデトックス効果、アレルギー体質の改善、便秘解消、美肌効果、ダイエット効果などがあるそうです。
春になるとミツバチがたくさん温泉水を飲みにきて、温泉の縁の岩にずらりと並ぶらしいです。中には温泉に浸かってゆくミツバチもいるとのことです。

確かに入浴後、指先のあかぎれが良くなっていました。
風呂上がりに爽快感があり、満足しました。

「尖石の湯」は、冬場は基本金土日月のみの営業。
事前の湯温確認が必須です。

一方、
東急リゾートタウン蓼科には鹿山の湯があり
内湯と外湯が楽しめますので、寒い冬場は特におすすめです。

ーー

【蓼科高原スパリゾート鹿山の湯】
神経痛、関節痛などに効果のある弱アルカリ性低張性低温泉。


肌触りが柔らかく疲労回復の効果があるので、ぜひ癒しのためにお越しください。
 


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〒391-0301 長野県茅野市北山字鹿山4026-2

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