ここ牧之原市には、かつては江戸幕府で老中を務めた田沼意次の相良藩がありました。未だに「田沼意次」といえば「わいろ」を連想される方が多いようですが、地元では大明君との評価が高く、郷土の歴史家などの研究により、わいろの悪評は見直されつつあります。残念ながら田沼意次の築城した相良城は田沼の失脚後、新政権に跡形もなく取り壊されてしまい残っておりませんが、当時の堀の石垣である「仙台海岸」や二の丸脇の松並木で当時を忍べます。
又、相良城本丸跡にある相良資料館には田沼氏を中心に史料が１５０点あまり展示されています。中には大名から田沼意次へ贈られた進物の案内も数点含まれており、実際の贈り物はどんなものだったか、ご覧頂くことができます。
さて、かたい話ばかりになってしまったので、最後に柔らかくて美味しい話をひとつ。
この資料館の近くに「御菓子司 扇子家」というお菓子屋さんがあります。どのお菓子もすごく美味しいのですが、「味噌まんじゅう de 秀クリーム」は味噌まんじゅうが中に入ったシュークリームです。意外性だけでなく和洋折衷の味が楽しめ、米粉が皮などに練りこんであるので「もちもち感」があってとても美味しい!! ぜひお試しください。
御菓子司 扇子家 http://www.ougiya0218.com/
