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伊東

当施設の電気設備を少々ご説明いたします。

2020/12/20

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 こんにちは、施設管理の細井でございます。

 本日は、当施設におけます電気設備についてお話いたします。
当施設では、一般のご家庭のような100vの低圧受電では無く
6600vと言う高い電圧での受電となっております。
このような施設を電気事業法では「自家用電気工作物」
と言います。
そして一般のご家庭は、「一般電気工作物」です。

 では、6600vの高圧をどうしましたらホテルで利用できるのか
不思議なことと思われるかもしれません。
そこで本日、ご紹介いたしますのが変圧器と呼ばれる
電気機器の一種です。
6600v→100v、200vへと変換しますので降圧トランスと呼びます。
厳密には単相6600vを対地電圧100vの単相100v、200vへの
変換となります。

 しかし、何故100vだけではなく200v?と疑問に思われる
かもしれません。
実は、画像にあります機械の右上から伸びています
3本の鎧の袖のような線が接続されていますが
その両端部が各々R相 T相と呼ばれまして
真中の部分がN相と呼ばれております。
そしてN相はB接地と言う方法で大地にと接続されます
電圧のかかっていないN相とR,T相の間に約100vの電圧が
かかるようになっておりまして、R,T相を充電側と呼びます。
そのような電圧がかかっている相と大地と接続されている相
との間で状態で供給されますので「対地電圧100v」と
呼びます。
そしてR相とT相の間には200vが生じておりますので
単相3線式200v、100v 対地電圧100vの
供給電源となっております。

 では、何故200vが出ているの? 100vだけでイイのでは?
そう思われて当然かと思います。

 実は、これにも理由がございまして
エアコン等の消費電力が大きい機器には一般のご家庭でも
電力会社に依頼して200vの電源を設置なされている
場合がございます。その200vの電源こそR,T相間に
に生じている200v電圧なのです。
 当施設でも厨房用の大型冷蔵庫用電源として
利用しております。

 しかしながら200vの電圧がありながらもその電源は、
単相3線式対地電圧100vの200v電源と呼ばれます。
その理由は、先ほど、ご説明しました通り
片方が対地電圧100vずつであり1本で200vかかって
いないからです。

 この複雑で少々やっかいな電気の世界を学んでおきませんと
施設の電気部門の管理もままなりませんので頑張っております。
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