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VIALA鬼怒川渓翠 フロントマネージャー 岩田 洋子 のブログ一覧

VIALA鬼怒川渓翠

2024/02/14

春を待ちわびて

  暦上、春の訪れを告げる「立春」を迎え、 鬼怒川渓翠のエントランスには「雛飾り」の設えで皆様をお迎えしております。   五節句のうち、3月3日の「上巳(じょうし)の節句」が、今の「ひな祭り」になったとされています。 上巳の節句にあたる旧暦の3月3日頃は、ちょうど春が訪れて桃の花が咲く頃。 そのため、上巳の節句が「桃の節句」と呼ばれるように変化していき、現在もその言葉が使われているといわれています。 桃の花は日本でも古くから親しまれていますが、元々は中国を原産とする植物です。 かつて中国では、桃の実には魔除けや邪気をはらう力があると信じられており、現代でもお祝いの席には桃の形のお饅頭がよく出されます。 日本でも同様に桃は縁起の良いものとして考えられており、百歳(ひゃくさい)を「ももとせ」とも呼ぶことから、長生きを象徴する植物としてもとらえられていました。 ちょうど旧暦の3月初旬頃が桃の花の見ごろだったこともあり、ひな祭りを「桃の節句」として、桃の花を飾るようになっているそうです。   写真の雛飾りは千代紙で作られた「箱入りお雛様」です。 小さな箱を開くと、お内裏様とお雛様、三人官女、五人囃子、右大臣に左大臣、籠と並びます。 とても趣のある素敵な雛飾りです。   鬼怒川渓翠で一足早く「春」を感じていただければ幸いでございます。 皆様のご来館、お待ちしております。        

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