スタッフがお届けする現地ブログ

勝浦 レストラン 杉山 浩一 のブログ一覧

勝浦

2026/08/10

千葉県の食文化 鯨のお肉を食べられるお店

暑い日が続きますが、皆様お元気でお過ごしでしょうか。 夏バテしない様にしっかり食事を摂ることも大切でございます。   ところで南房総には様々な食文化が残っており、 なかでも昔から貴重なタンパク源を供給していたのが 和田浦に残る捕鯨の伝統です。 しかも和田浦では獲った鯨を解体するところを公開しているという 日本に数か所捕鯨基地がある中でも独特の立場を築いています。   毎年7月前後で外房捕鯨株式会社が捕鯨の船を出していますが いつ漁がおこなわれ、解体作業が始まるかは 今年においては外房捕鯨のブログを確認するしかない状況でした。 (現在Facebookで情報公開されています)   たまたまブログを確認しましたところ なんと初漁でツチクジラを捕獲し その日の朝4時に解体作業が始まるという記事があり 昼くらいにたどり着いても片づけ作業くらい見られるかと思い 和田浦まで出かけた次第です。   さすがに間に合わずに現場には跡形も残っていませんでした。 しかしせっかく和田浦に来ているので鯨をいただけるところがないか 探してみますと 港のすぐ近くに「さかな」というお店があるのを見つけました。 https://share.google/6nmDu3lhJfm6XQDuz   伺ってみますと鯨のいいお肉でカツをいただけるということで 注文いたしました。   「今日鯨が獲れたというのを見て来てみたのですが」 とお店の御主人に伺うと 今朝上がってやはり解体作業は終わっているということでした。 ただ、食べるには獲ったばかりのものはあまりおいしくない、 と教えていただきました。   鯨を食べるということ自体私はほとんど経験がございませんでした。 しかし出てきた鯨のお肉はとても柔らかく、臭みもなく とても上品なお味でございました。   お店では外房捕鯨から1年分のお肉を仕入て 新鮮なうちにさばいて冷凍保存するため 鮮度が非常によく保たれているということでした。   さすがに港ならではのお店で皆様にもお勧めできるお店でございます。   ちなみに和田浦の道の駅の隣に資料館がございまして 鯨漁は江戸時代には本格的に行われていたことを知りました。 ほか鯨の製品の展示など見学できます。   当館にご滞在の際は房総の鯨文化に触れてみるのも おすすめでございます。  

  • 0

  • 0

勝浦

2026/07/11

房総コーヒー探訪記 その6

房総半島の自家焙煎コーヒー店を巡るブログを連載で書いております。   今回は、紹介していただいたお店ではなく たまたま寄ってみたところがとても素晴らしかったので ご紹介したい次第です。   たまたまと申しますは 鴨川の仁右衛門島を観に行った帰り どこかコーヒーが飲めるところないかなと 探しておりますと   割と近くに 「星の降る珈琲屋」という 素敵な名前のお店があるのを マップで発見しました。   星の降る珈琲屋   https://share.google/qW3Bgw4EOMPPqTkQW   早速に伺ってみまして コーヒーとスイーツを注文いたしましたところ 私の癖で、カフェの本棚が気になりました。   エッセイや短編、絵本のような書籍が 並んでおりまして   またコーヒーカップに添えられた 小さなメッセージのような付箋が目にとまり   お店の奥さまに 言葉を綴ることに興味がお有りなのですね と伺ってみますと 日頃からよく文章を書いていらっしゃるということでした。 さらに、その文章を何か形にしたことはありますか、と尋ねますと なんと来月(6月のこと)に冊子を出版される予定だと教えていただきました。   そして出版されたことをインスタで確認できたので (1、2回告知されただけで、あまり宣伝されていません)   6月に入って改めて訪問いたしました。   コーヒーとバターサンドを注文しまして 本を探してみますと お店の奥に小冊子が静かに置いてありました。   本を購入させていただき拝見しますと かわいいイラストや写真と一緒に 言葉が散りばめられている作りになっていて 奥さまに「ページを開いて部屋に飾っておいても素敵ですね」とお伝えしました。   家に帰って本をめくっていますと 選び抜かれた言葉の中に ビビッと自分に訴えるようなフレーズが見つかったりします。   普段文章を書いたり またはマーケティングを担当されているような方は、 どんな言葉が刺さるかに とても敏感かと存じますが   今自分にどんな言葉が刺さるのかを いろんな冊子や書籍の中から 意識して探してみるのも 面白いかもしれません。

  • 0

  • 0

勝浦

2026/06/13

房総コーヒー探訪記 その5

自家焙煎コーヒー屋さんを巡るブログの連載を綴っております。   前回長生村のカフェKUSAさんを訪れて 店長の方とお話をしていた際 地域の特徴として   湘南は完成された文化で 洗練されたものが集まるところ   房総は一つのことを とことん追求している人が集まるところ   ということを伺いました。   そしてさらにおすすめの場所を教えていただいたのですが   その一つに「北条文庫」という名前が挙がっておりました。   本屋さんかなと思って調べてみますと   なんと自家焙煎コーヒー店と併設された ブックカフェのようなかたちのお店だったのです。   ALRIGHT COFFEE |YANE TATEYAMA(ヤネタテヤマ)   https://share.google/yPdEw9C3zZnBSlQkK   https://yane-tateyama.jp/   宿泊施設とレストランも利用できる複合施設になっております。   カフェでは自家焙煎のコーヒーを飲み比べできるメニューがありましたので、 注文してみました。   となりの北条文庫さんでコーヒーを飲みながら本を眺めてみますと アート系、郷土史、エッセイ等 かなり絞り込んだ選書になっておりまして 好みは個人差が出るかもしれませんが 私には贅沢な時間でございました。   読書離れが進んでいると言われておりますが こんな本屋さんでこそ 運命を変える一冊に出会えることも あるかもしれません。 (皆様はそのような一冊をお持ちでいらっしゃいますでしょうか)   文化を創るという空間としての ブックカフェ   当館からはお車で1時間ちょっとの距離ではございますが 勝浦からドライブでおすすめのスポットでございます。    

  • 0

  • 0

勝浦

2026/06/07

酪農発祥の地と旬彩の水菓子

初夏に入りまして、美味しいものも次々と旬を迎える楽しみなシーズンでございます。   ところで皆様、千葉県が酪農発祥の地だったのをご存じでしょうか? わたくし学生時代、千葉県松戸市に住んでおりましたが 千葉県と酪農のゆかりを聞いた覚えはございませんでした。   千葉でどのように酪農が始まったかと申しますと ことの発端は江戸幕府、八代将軍吉宗がオランダを通じて 馬と一緒に白牛を3頭輸入したことにさかのぼります。   その牛が飼育されたのが幕府直轄領だった 嶺岡牧(鴨川市・南房総市)だったのです。   嶺岡牧ではこの白牛の頭数を増やすとともに 絞った牛乳で「白牛酪」というバターに似た乳製品を作って 強壮剤や解熱用の薬として使っていたそうです。   起源は江戸時代までさかのぼりますが その後千葉県は酪農の研究が盛んとなり 明治乳業株式会社や森永乳業株式会社などの 基礎、起源になった工場や組合が生まれたのも 千葉県なのであります。   わたくしは千葉県の酪農の歴史などを見分したく 「千葉県酪農のさと」という資料館に行ってまいりました。 https://share.google/3fYi2YCs2OegDombI   先ほどご紹介した内容はそこで知りえました ほんの一部分でございますが 牛乳が日本にどのように広まっていったかを学べる 貴重な展示が多数ございました。   ちなみにその資料館とは別棟で 駐車場を挟んだ隣に「みねおかいきいき館」という施設があります。 そこで売っているソフトクリームは絶品でございました! (個人的感想ではございますが人生で三本の指に入るくらい 印象深いお味でございます)   ところで当館のレストラン旬彩では 「翠海」のコースをお召し上がりいただきますと 水菓子に千葉県の酪農牛乳を使った特製のプリンをご用意しております。 千葉県産の食材をふんだんに使いましたお料理で 皆様のお越しをお待ちしております。   ぜひハーヴェスト勝浦のレストランで初夏の香りをお楽しみください。  

  • 0

  • 0

勝浦

2026/05/13

勝浦から近くの景勝地 鯛の浦とお料理

5月に入りまして緑が一層映える季節となってまいりました。   勝浦は海と山を両方楽しめる絶好のロケーションに位置しており 当館ではその風土をお料理でもお楽しみいただくコンセプトで 料理人が腕を振るっているところでございます。   ところで皆様、勝浦の隣 鴨川市にございます鯛の浦をご存じでしょうか。 わたくし実際に行ってみましたところ 海岸沿いにおよそ往復1kmにわたる遊歩道がありまして 遠浅の海に小島や岩々が織りなす とても神秘的な景観を見わたすことができました。。   実際にマダイなどの近海に生息する鯛が 水深10~20メートルの浅瀬に多数生息している 不思議な土地なのでございます。   また近くに日蓮ゆかりの誕生寺があり 駐車場から一緒に歩いて散策できますのでぜひ訪れてみる価値がございます。   この鯛の浦にちなんで5月中ではございますが 旬彩『翠海』にて桜鯛の焼き物をご用意しております (食材の関係で変更の可能性もございます)。 鯛の身をたたいて焼き上げた鯛せんべいと お酒にもよく合う鯛味噌を添えての一皿となっております。   海の景勝地の香りを当レストランでもお楽しみいただきたく 皆様のお越しをお待ち申し上げております。  

  • 0

  • 0

勝浦

2026/04/17

房総コーヒー探訪記 その4

勝浦の朝市を訪れて 「千葉県の裏観光案内人」と称される古本屋さんに出会い、 房総コーヒー探訪記がはじまりました。 古本屋さんの手作り観光案内の本を手に取って 絶対このお店に行きたい!と思ったところへ 今回ようやくたどり着くことができました。 「ようやく」というのも 実はこのお店に伺う前に かなり念入りに予習をしておりました。   古本屋さん(暮ラジカルデザイン編集室)の出版されている 「BOSO DAILY TOURISM Ⅱ」という本がございます。   その本にはカフェの店主の思想背景に迫る文脈として 千葉県にあります小さな美術館 museum as it is が紹介されており、 まずそこを見ておくべきだと考えました。 そしてそれは千葉県の奥深さを知る深い体験となったのであります。   ミュージアムアズイットイズ https://share.google/RfEltBUS7nTEVw7js   その美術館の空間は、 自分の視点を完全にずらしてしまう感覚を与え、 おそらく作品そのものよりも どこに自分が存在しているかの方が より意識させられる設定といいましょうか。 美術品を鑑賞するという普通の美術館とは あきらかに違うコンセプトで運営されているのであります。   このような試みが受け入れられる地域性というのは とても独特なものを感じる次第なのであります。   この斬新な姿勢を同じく感じられるのが 長生郡長生村にある 『KUSA.喫茶 自家焙煎COFFEE+PAN』という お店でございます。   KUSA.喫茶 自家焙煎COFFEE+PAN.   https://share.google/lO6iXKLH8p2du35FY   お店に入り、大きな長い窓のあるカウンターに席を取りました。 中庭の見えるとても静謐な空間です。 店内にはギャラリースペースがあり、 KUSAさんがコラボレーションして生まれた作品などが並んでいます。   注文したコーヒーは大きなカップになみなみと注がれていまして なぜが立ち上る湯気までもがデザインされたかのように感じられました。   店主の姫野さんにお話を伺うことができたのですが わたしは突飛な質問として 「もしコーヒー屋さんでなかったとしたら 何になりたかったですか?」 と投げかけてみました。 すると 「詩人になりたかったです」 とお答えをいただきました。   なるほどと思いましたのは 店主が自らのお店を「前衛的コーヒー」と紹介されており また本の中では、お店を修道院のような場であるとイメージされていて 店内の雰囲気、BGM、コーヒーの焙煎具合までが 詩的、芸術的感性を彷彿させていました。 千葉県のディープな文化を担っているといっても過言ではない 素晴らしいお店でございます。   これからもまだまだ 房総エリアの魅力をコーヒーという窓から 覗いてまいりたいと存じます。

  • 0

  • 0

勝浦

2026/03/18

房総コーヒー探訪記 その3

「なんにもない」が最高の景色 房総の自家焙煎珈琲のお店をめぐる連載で3回目をお届けします。 前回ご紹介いたしました珈琲抱さんで お店のご主人に観光地のおすすめを伺いました。 その中で館山はかなり景観が違うのでおもしろいとお話しいただき、 さらに突っ込んで、おすすめの場所をお聞きしますと 一軒珈琲屋さんを紹介してくださいました。 珈琲屋さんが他の珈琲屋さんを紹介してくださるというのは本当に珍しいことで そこにはやはり珈琲愛というものがあってこその出来事だと改めて思い至ります。 そこで私は館山にその珈琲屋さんを訪ねてまいりました。 ブロワ珈琲焙煎所というお店でございます。  BLOWER COFFEE ROASTERY   https://share.google/uHvIi7i3IMWmUOqaU 館山はやはり南国的な空気感の漂う素敵なエリアで、 初めて来たときはとても感激致しました。 ブロワ珈琲焙煎所さんは外観的には倉庫を改築したような感じでしたが 店内に入るとまるでアニメーターが夢の珈琲工場を描くとこうなる、 というような古い器具や機械が遊び心をくすぐるように配置された 素敵な空間となっていたのでした。 ご主人にお話を伺うと、東京からの移住でお店を開いたということで、 さらに奇遇なことに 東京に住む前は兵庫県にお住まいだったということです (私は有馬六彩からの異動だったので)。 館山を選んだ理由としては、 やはり館山が好きだからということでしたが 館山のおすすめの観光スポットを尋ねると 「特にないよ」とのお答えだったので意外でした。 でも特に何もないところが良いところで 生活に溶け込んているところの方が魅力的だと教えていただきました。 ブロワ珈琲焙煎所さんはまさにその様な場所だと感じまして、 お店も10周年になるということで 地域に溶け込んでいる大切な観光スポットになっていると存じます。   房総にまいりまして、 心温まる珈琲をいただけたら それだけでも素晴らしい観光のひとときであると わたくし個人的に思う次第でございました。

  • 0

  • 0

勝浦

2026/02/15

房総コーヒー探訪記 その2

それは「たまたま」なのか 「運命」なのか   連載で投稿しております、今回2回目は 勝浦朝市で出会った古本屋さんに 直接おすすめいただいた珈琲屋さん   珈琲 抱(Hug)さんを尋ねました。       ハーヴェスト勝浦から大多喜町の方面に 車を走らせまして細い道を入ったところに 小さな古民家を改築した かわいいお店がありました。   店内は小さいながらもアートな雰囲気が漂っておりまして、 窓枠や調度品が何か研ぎ澄まされたものを語っているような感じが致しました。   私がカフェに行って必ず真っ先に見るのは カフェにどんな本が置いてあるかです。   店主の思想や志向するものが 一番露出されてしまうところで Hugさんの本棚にはさすが 珈琲の専門的本や芸術系の本が並んでおりました。   コーヒーをいただいたあと店主に 自分が勝浦に引越したばかりですと 自己紹介してから 今のところに店をお持ちになった経緯を尋ねてみますと 「たまたまです」と   東京からの移住であるとは伺ったのですが それにしてもなぜ千葉県の里の中に店を構えたのかは気になるところでしたので さらに質問を重ねましたところ 「すべてたまたまなんですよ」   いやいや、たまたまでそんな珈琲屋さんができる訳はないとは思うのですが   私自身もたまたま (ではなく人事部の方が私のキャリアを慮ってくださったから) 勝浦に住むことになったわけですが それを「運命」とか言ってしまうと すごく重い思考になってしまいます。   しかし「たまたま」という響きの中には 様々な人間関係の恩恵が連鎖する過程を 大き過ぎる網目で捕らえているような感じで   きっと店主ならではの歴史があるはずなのです。     後日また朝市で古本屋さんに Hugさんに行ってきたけど、そもそも何故 あのお店を紹介してくださったのですかと 尋ねましたら   珈琲がダントツ美味しいからですとのお答えで   間違いなく美味しい珈琲ではありましたが まだまだ謎があるような気がしまして   たまたま、の話をしましたところ 初めての人で様子を見られたのでは ということでした。   こちらのブログでは書けませんが さすがの経歴をお持ちの方のようでして   個人的にではございますが 何度も通ってみたいお店となりました。  

  • 0

  • 0