スタッフがお届けする現地ブログ

蓼科 のブログ一覧

蓼科

2023/03/12

春風と梅〜井戸尻史跡公園で雪の甲斐駒ヶ岳と梅が撮影できます〜

ここ数日の陽気で 国指定史跡の井戸尻史跡公園(富士見町)の梅が 見ごろになっていると聞き、さっそく出かけました。 井戸尻遺跡は 国重要文化財に指定された 極めて芸術的な 「神像筒形土器」や、「始祖女神像」が出土した遺跡です。 のどかな谷間の一角が公園になっていて、 そこにこじんまりとした梅林があります。 この公園の素晴らしいところは、 正面に甲斐駒ヶ岳を望むこと。 お隣の原村にある 阿久(あきゅう)遺跡の 「環状列石」は蓼科山を指しており 蓼科山を拝んでいたと考えられていますので、 この井戸尻遺跡も もしかすると甲斐駒ヶ岳を礼拝するための 遺跡だったのかもしれないなと思います。 そんな甲斐駒ヶ岳が最も美しく見える谷に、 梅が咲いているんです。 公園内には 初夏にエンコウソウが 咲く池もあり、 そこに甲斐駒ヶ岳が映り込みます。 カメラマンがちらほら来ていました。 辺りは梅の香りに満ちていて、 その香りだけでも天に登る心地がします。 井戸尻遺跡からは、 神火を灯すために使われたと 考えられる「香炉形土器」など、 祭祀のための土器がたくさん見つかっています。 古代の祈りの場だったと思われる井戸尻遺跡は、 日本の田舎の原風景をとどめている所です。  

  • 0

  • 0

蓼科

2023/02/05

有機野菜がたっぷりの直売所 「道の駅こぶちざわ」

今日は八ヶ岳山麓では 最大級の、無農薬野菜が買える直売所をご紹介します。 こちら「道の駅こぶちざわ」。 関東からお越しの方はご存じの方も多いと思いますが、 春から12月ごろまで本当に豊富な地元産の 無農薬・無化学肥料栽培の野菜が並びます。 伝統的な葉野菜、根菜のほか、 生バジルやケール、ブロッコリー菜、スイスチャードなど 普通のスーパーでは中々手に入らないものもあります。 野菜には全て生産者の方々のお名前が書かかれたシールが貼ってあります。 年々出品する農家さんの数が増えていて、中には外国の方のお名前もあります。 無農薬野菜は露地栽培が基本! 2月に買うものがあるかしらと思いながら立春の4日に向かったのですが、 毎朝のサラダに欠かせない無農薬のサラダ菜セットが山盛りでした! そのほかはJASの有機認証を受けたかぼちゃ、 無農薬栽培の太ネギ、じゃがいも、ニンジン、菊芋がありました。 何年か前までは 冬場には無農薬野菜が全く無かったので、 農家さんたちが頑張ってくださっているのだなあと思います。 4月になると本当にあれこれ並びますから、楽しみですね。 今回無農薬の生野菜はネギとサラダ菜セットだけでしたが、 貴重品なのでこの辺りをお通りの際は ぜひお立ち寄りくださいませ! ・・・・・・・・・・・  〈補足〉 道の駅こぶちざわから車で17分、 甲斐大泉駅のすぐ近くに「パノラマ市場」という直売所があります。 こちらもグリーンシーズンになると、無農薬野菜がいろいろ買えます。 道の駅こぶちざわとまた少し野菜の種類が違うので、こちらもおすすめです。 そして最後にパノラマ市場から車で2分の場所にある自然食品の老舗「良味屋」さんで、 オーガニックのコーヒーやミントティ、チョコレート、キャラウェイ、小豆などを あれこれ買って食材購入の旅は終了です(*^-^*)  

  • 0

  • 0

蓼科

2023/01/29

昭和の名湯「小斉の湯」の展望露天風呂

いつも蓼科東急内の「鹿山の湯」に入っているのですが、 1月27日は東急の近くにある源泉掛け流しの「小斉(こさい)の湯」に行ってきました。 小雪のちらつく日でしたが、そんなときこそ雪見の露天風呂が楽しめるので(*´艸`*) 源泉は「蓼科三室(みむろ)」湧出口の温度は83℃、湧出量毎分2200リットルのナトリウム―塩化物、硫酸塩温泉(弱酸性低調性高温泉)です。 草津と同じ硫酸塩温泉でかつ高温泉なのは、長野県の中では「蓼科三室源泉」だけなんだそうです。 神経痛や慢性消火器病、切り傷などに効果があるとのことですが、確かに入った後は体がスッキリしますからデトックス効果がものすごく高いのだと思います。 今は外来入浴だけですが、2014年までは湯治向けの温泉宿でした。 そんな昔ながらの温泉で、内湯でしっかりと体を温めます。 先週来たときは熱くて水を入れないと入っていられなかったのですが、この日は丁度よい温度でした。 ちなみに脱衣場の洗面所には、「ここの水は小斉川湧水です。飲めます」と書いてあります。手ですくって飲んでみると、柔らかくて甘かったです! 奥山の岩清水でもこんなに甘いのは中々無いので、驚きました。 その後軽く服を着て、露天風呂に向かう廊下と次第に急になってゆく階段をエッサカエッサカと登ってゆきます。 途中に短歌の札がいくつも掲げられていて、旅情をそそります。 脱衣場の手前の温度計は、午後2時の時点で-4度でした。でも内湯で体が温まっているので、全く気になりません。 そしていざ標高1280m、雪見の展望露天風呂へ! 浴槽は二つに分かれていて奥が熱湯、手前がぬる湯です。 お湯の上に枯れ葉が2、3浮いていたので網ですくおうと思いましたが、網が岩に凍り付いていてとれませんでした。 小斉の湯はビーナスライン沿いなのですが、奥山の秘湯の風情があります。 蓼科東急で連泊される方は一日目は「鹿山の湯」を、そして二日目は「小斉の湯」をおすすめいたします!  

  • 0

  • 0

蓼科

2023/01/22

標高1200m、雪に覆われた森の中の「尖石の湯」

たまのお休み、 まだ知らない温泉に入りたいと思いました。 ネットであれこれ調べ、茅野市の八ヶ岳山麓の 「八ヶ岳縄文天然温泉 尖石の湯」を発見! 源泉掛け流しの湯を求めて友人といざ出発しました‼ 真っ白な雪原の中を八ヶ岳に向かって進み、 林の下に雪に埋もれた「尖石の湯」という立札がありました。 雪のわだちを踏んで恐る恐る進みます。 80m進むと右手に広場があり、その奥におしゃれな木造りの建物がありました。 駐車場はわたしたちの車だけ。入浴料の1100円を払うと、 「温泉は駐車場の向こうに進んでください。人ひとり歩く分の雪は かいてありますから」と言われました。 「ゆく年くる年」に出てくるような風情のある雪の細道を進むと、 右手には縄文時代の竪穴式住居が復元されていました。 昔の人はこんな家で寒さをしのいでいたんだなあと思いながら歩いてゆくと、藁囲いが見えてきました。 その瞬間嫌な予感がしたのですが、藁の塀の間の赤いのれんをくぐると脱衣場と露天風呂が眼前に! 全くの吹き曝しで屋根だけがある脱衣小屋。 一瞬呆然としましたが、次の瞬間笑いが込み上げてきました。 (しばらく笑いが止まりませんでした) ゆっくり温まりたいと思って温泉に来たのに、標高1200mの雪原で服を脱がなければならないとは! 脱衣小屋の東屋には一応電気ストーブも置いてありましたが、スイッチを押しても着いているのかどうかもわからない程度。 今更引き返すこともできず、腹をくくるしかありませんでした。 脱衣小屋から露天風呂までの石段には雪と氷が積もっているので、 草鞋が用意されていました。草鞋を履いて掛け湯を浴びます。 掛け湯は温かくて気持ちよかったのですが、温泉がぬるい( ̄▽ ̄;)                                                 (後で聞いたところ、その日は39度しかなかったそうです) 入っていてもちっとも温まらないので、やや熱めの源泉が流れ落ちている 樋(とい)まで行き、その下で肩を寄せ合って暖を取りました。 湯温が低いのは、前日に雪が降ったせいです....お陰であたりは一面の銀世界。 風も無く青空と雪景色が本当に美しかったです。 時折枝に積もった雪がハラハラと温泉の中に落ちてくるのが、幻想的で野趣に溢れていました。 1時間近く入っていてようやく温まってきましたので、意を決して脱衣小屋に向かいました。                                 帰り際、本館で温泉水を飲ませてもらいました。 サルフェート(硫酸塩)が豊富に含まれたここの温泉は、高い利尿作用とデトックス効果、アレルギー体質の改善、便秘解消、美肌効果、ダイエット効果などがあるそうです。 春になるとミツバチがたくさん温泉水を飲みにきて、温泉の縁の岩にずらりと並ぶらしいです。中には温泉に浸かってゆくミツバチもいるとのことです。 確かに入浴後、指先のあかぎれが良くなっていました。 風呂上がりに爽快感があり、満足しました。 「尖石の湯」は、冬場は基本金土日月のみの営業。 事前の湯温確認が必須です。 一方、 東急リゾートタウン蓼科には鹿山の湯があり 内湯と外湯が楽しめますので、寒い冬場は特におすすめです。 ーー 【蓼科高原スパリゾート鹿山の湯】 神経痛、関節痛などに効果のある弱アルカリ性低張性低温泉。 肌触りが柔らかく疲労回復の効果があるので、ぜひ癒しのためにお越しください。  

  • 0

  • 0