2025/11/10
「炅チャンネル」 ~第六十二章~ パプリカの王様“パプ王”のご紹介
皆様こんにちは。レストランの渡邉でございます。 「レストラン炅-kei-」をより知っていただく為に、シェフが厳選した食材や、関わる生産者さんを中心にピックアップしていきながら、レストラン炅ならではの「こだわり」「取り組み」をより多くの皆様に知って頂きたいという思いから始まった「炅チャンネル」。 第六十二章の今回は、パプリカの王様「パプ王」をご紹介いたします。 「パプ王」とは、茨城県鉾田市と神栖市を中心に栽培されるパプリカです。海外産に比べ、ひと回り大きく肉厚で甘みも強いことが特徴で、まさに「パプリカの王様」と言える品種です。 生育適温が22~30℃であり、海風の影響で夏は涼しく冬は暖かいこの地域は、まさにパプリカ栽培に最適な環境となっています。 レストラン炅-kei-では地元農家の方々との関わりを大切にしており、その精神を象徴する“シグネチャーディッシュ”に、この「パプ王」を使用しています。 このシグネチャーディッシュは、「ふろふき大根」をオマージュして渓翠らしく仕上げたお料理です。11〜12月のテーブルコース【KUNUGI(椚)】の6品目にご用意しております。 テーブルコース KUNUGI(椚)│レストラン│VIALA鬼怒川渓翠│東急ハーヴェストクラブ -TOKYU Harvest Club- 栃木県産の大根を使用して、野菜の出汁を使って柔らかくなるまでじっくり煮込んだ上で、赤と黄色それぞれのパプ王ジュースでさらに煮込み色づけしています。 仕上げに、燻製パプリカパウダーと、ジューサーで絞りとろみがつくまで煮込んだ赤と黄色の「パプ王100%ソース」をたっぷりおかけしています。 また、上には自家製ラルド(豚の背脂を塩漬け熟成させたハムの一種)をお乗せし、その塩味がパプリカや大根の甘みを引き立てています。 こちらは後に続くお肉料理を引き立てるお料理です。 テーブルコース【KUNUGI(椚)】のお肉料理には、希少性の高い岩手県田村牧場産の短角牛と、付け合わせとして茨城県産の“笠間栗”を使ったベニエをご用意しております。 シェフの料理は、農家の方々への敬意を込め、素材の力を最大限に活かすことを大切にしております。そのため今回は、赤ワインではなくシャンパーニュをお勧めいたします。 ベニエの軽やかな食感とシャンパーニュの泡との繊細なマリアージュをお楽しみいただきながら、お肉はもちろんのこと、栗の旨味を引き立てる辛口とともに、豊かな調和をご堪能ください。「パプ王」を使ったお料理とご一緒に、後のお肉料理に合わせたお飲み物のご注文もどうぞ! ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 【泡】エドシック・モノポール シルバートップ 品種:ピノ・ノワール、シャルドネ、ムニエ 120ml/グラス:¥2,528 750ml/ボトル:¥12,980 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ また、皆様のご家庭では、特徴である甘みを活かしたジュースやスムージー、旬のさつまいもと合わせて、色彩豊かなサラダとしてお召し上がりいただくのもお勧めです。 どうぞこの機会に一度、ご賞味くださいませ。 皆さまのご来店を楽しみにお待ちしております! 以上、「炅チャンネル」第六十二回目でございました。 “毎月10・20・30の日は「炅チャンネル」” 引き続きよろしくお願いいたします
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2025/02/20
~炅チャンネル 第四十二章~ 「金継ぎ」のご紹介
皆様こんにちは。レストランの渡邉です。 「レストラン炅-kei-」をより知っていただく為に、シェフが厳選した食材や、関わる生産者さんを中心に ピックアップしていきながら、レストラン炅ならではの「こだわり」「取り組み」をより多くの皆様に知って頂きたいという思いから始まった「炅チャンネル」。 今回は第四十二章です。 第四十二章では、お料理に深く関わる取り組みとして「レストラン炅-kei-」でも行っている、破損してしまった器を修復する際に用いられる日本の伝統技術「金継ぎ」についてご紹介いたします。 皆様は「金継ぎ」についてご存じでしょうか。金継ぎとは、割れたり欠けた器を、漆によって修復する日本の伝統技術です。「金」で「継ぐ」と表現しますが、実際には修復の過程においてほとんどを漆で行っており、最後の仕上げに金を用います。 割れた破片をくっつけ欠けた部分を埋めるのに漆を用い、最後に金粉を振り乾燥させて定着させます。金繕い、金直しとも呼ばれ古くから親しまれている技法です。漆は耐久性に優れているうえ天然素材であることから、食べ物を入れる器にも安心して使用できることが特徴です。 ◇「金継ぎ」の手順◇ ①漆固め 欠けている部分に透漆(すきうるし)を塗り、乾かないうちに余分な漆を拭き取ります。 ②刻苧(こくそ)付け 欠けた部分のベースとなる刻苧を使って、元の形を復元していきます。 ③錆漆付け 錆漆を使って、刻苧付けしてできたベースの仕上げを行います。 ④塗りの研ぎ 弁柄漆(べんがらうるし)を塗り重ねます。ここまでの段階で持った漆を防水コーティングする役割があります。 ⑤金粉蒔き(仕上げ) 再度、弁柄漆を薄く塗り重ね少し乾燥させたあと、金粉を綿にとり優しくまぶしていきます。 ⑥金粉固め ①で使用した透漆を金粉の上から薄く塗り重ねます。一晩ほど乾燥させて完成となります。 「レストラン炅-kei-」で使用する器にも、金継ぎによって修復されたものが多くあります。割れ方にもそれぞれに個性があり、白、黒、青、透明など様々な色の器に金色の刺し色が入ることで、唯一無二の個性が輝く器となっています。 また、東急ハーヴェストクラブの他施設から使用しなくなった器やカトラリーを譲り受け、金継ぎやエイジング加工を施し再利用する取り組みも行っています。 「レストラン炅-kei-」では伝統技術継承やサステナブルの観点からこのような取り組みを積極的に行っています。ご利用いただいた際には、お料理と合わせて器にも注目されてみてはいかがでしょうか。 以上、「炅チャンネル」第四十二回目でございました。 ”毎月10・20・30の日は「炅チャンネル」” 引き続きよろしくお願いいたします。 次回の「炅チャンネル」第四十三回目もご期待ください!
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2024/08/20
~炅チャンネル第二十九章~ホテルメイドカヌレのご紹介
皆様はじめまして!今年度の新入社員、レストランの渡邉悠太と申します。 何かと至らぬ点も多いかと存じますが、より良いサービスをご提供できるよう、そして皆様に顔と名前を一日も早く覚えていただけるよう一生懸命頑張ります!皆様にお会いできることを楽しみにしております。 「レストラン炅-kei-」をより知っていただく為に、シェフが厳選した食材や、関わる生産者さんを中心に ピックアップしていきながら、レストラン炅ならではの「こだわり」「取り組み」をより多くの皆様に知って頂きたいという思いから始まった「炅チャンネル」。 第二十九章の今回は、「レストラン炅-kei-」のカウンターコース「HINOHO」でご提供しております、焼き菓子の『ホテルメイドカヌレ』についてご紹介いたします。 このカヌレは、現在「プレーン」と「チョコレート」の2種類をご用意しております。 こだわりとして「生地」には、化学肥料を使用せずに育てた栃木県産小麦100%の強力粉「ゆめかおり」を使用しています。吸水率が高く強く伸びのある生地を形成できることが特徴で、生地を24時間寝かせることでモッチリとした食感に仕上がります。 「プレーン」は、生地にバニラビーンズとブランデーを練り込んでおり、豊かな香りをお楽しみいただけます。 「チョコレート」は、カカオの中でも希少とされるクリオロ種「アマゾンカカオ」のパウダーを練り込み、さらに焼き上がったカヌレの上にもカカオニブをトッピングしています。 こちらのカヌレは『会』でも販売しており、お食事を終えられた方の中にはそのままへお立ち寄り頂き、ご購入される方もいらっしゃいます。パティシエおすすめの人気商品です! 是非この機会に一度、ご賞味くださいませ。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ■ホテルメイド「カヌレ」各種 1つ¥432(税込) ※その他「レストラン炅-kei-オリジナル商品」も取り揃えております ■営業時間 8:00~21:00 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 以上、「炅チャンネル」第二十九回目でございました。 ”毎月10・20・30の日は「炅チャンネル」” 引き続きよろしくお願いいたします。
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