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京都鷹峯 & VIALAの記事一覧

2014/05/09

妙満寺

こんにちは、吉田でございます。 本日は京都市左京区の宝ヶ池方面、地下鉄「国際会館」駅からタクシーで少し走ったところにございます、「妙満寺」をご紹介させていただきます。 京都に何度もお越しの“京都通”会員様でも、なかなか宝ヶ池周辺までは足をお運びにならないのではないかと思いますが、「妙満寺」はそんな“京都通”の方であればあるほど喜ばれる穴場なお寺です。 何がおススメなのかといいますと・・・ その① 物語「安珍・清姫」の鐘が伝わる。 その② 比叡山を借景にした庭園が美しい。 その③ 4月の桜、5月のツツジなど花が綺麗。                      ・・・な事です! まずその① 和歌山にある道成寺の「安珍・清姫伝説」に登場する鐘が、ここ京都の妙満寺で見ることが出来ます。 歌舞伎や能、または古典『今昔物語集』がお好きな方なら一度は耳にされた事があられるかもしれませんね。 物語の詳細はここでは省かせていただきますが、その物語に登場する梵鐘が、紆余曲折を経てここ妙満寺に伝わる事になったそうです。 実際に目の前に見ると、いつもの物語がいっそう身近に感じられるかも知れませんよ。 そしておススメその②が庭園。 俳諧の祖、松永貞徳の作庭といわれる枯山水の「雪の庭」が有名だそうです。 「雪月花の三名庭」(他は成就院の月の庭、北野寺の花の庭)と称されるそうで、比叡山を借景とした景色、特にここ妙満寺の「雪の庭」は雪化粧の眺望が望める冬の季節が一番いいそうです。 そしておススメのポイント、その③は花です。 特にいいのは4月半ばの桜の時期、そして5月上旬のまさに今の時期で、境内入口にツツジの花がとても綺麗に咲き誇ります。 京都市内のお寺には珍しく、入口に大きな池があり、池の真ん中に橋が架かっています。 その橋を渡って山門をくぐるのですが、その池の周り、橋の両側、山門の周囲にと、色とりどりのツツジが華やかに参拝者を迎えてくれます(写真①)。 桜の季節には、枝垂れ桜のライトアップもされているそうですよ。 来年の春には是非とも見に行ってみたいと思います。 他にも、境内にある特徴的な建物として、大きく太く重厚な「大仏舎利塔」などはとても印象的です。 訪れてから数年後、「妙満寺」のお寺の名前は忘れても、「鐘」と「ツツジ」と「塔」だけは、あたまの中にイメージとして残っているかもしれません^^ そんな印象深いお寺です。 “さて、今回(又は来年春)の京都旅行はどこへ行こうかな~”とお悩み中の会員様は、ぜひ妙満寺にお出掛けになってみてください。 同じ方面には、“床もみじ”で有名な「実相院」もありますので、宝ヶ池周辺観光として併せてお訪ねになるのもお薦めです。 春の観光にはイチオシです♪ ☆妙満寺☆ 京都市左京区岩倉幡枝町91 075-791-7171 地下鉄「国際会館」駅からタクシーで約5分(または国際会館駅から京都バス40・50系統 「幡枝」下車すぐ) 写真①② 妙満寺 山門 付近 (5月6日撮影) 写真③  山門をくぐったあとの本堂(正面)と大仏舎利塔(左) 写真④  大書院前の枝垂れ桜。写真は葉っぱだけです・・・ 写真⑤  妙満寺の境内案内図     (左下隅に紹介されているのが安珍清姫の梵鐘)

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2014/04/28

4月下旬の龍安寺 その①

みなさまこんにちは。 暖かい日が続き、京都もすっかり春めいて、初夏を思わせる日差しが眩しいここ数日です。 さて、昨日27日(日)、仕事がお休みだったので龍安寺へ行って参りました。 今回のお目当ては藤の花、そしてシャクナゲの花。 もう街路樹のシャクナゲが綺麗に咲く季節ですね。 ハーヴェストクラブ トラスト京都アーバンステージにほど近い京都御所の南側、丸太町通り沿いなどでは沢山のシャクナゲが咲いていてとても綺麗です。 また近所の家の庭先に藤の花が艶やかに咲いているのを目にし、ふと思い立って、ハーヴェストクラブ京都鷹峯からも近い龍安寺に行ってみた、という次第です。 世界遺産 龍安寺は、なんといっても「石庭」で有名ですが、きれいなお庭があることでも人気なのですよ。 自宅からは自転車で約15分。 さっそく入山してみると、 藤とシャクナゲを目当てに訪れた龍安寺ですが、驚いたことにまだ桜が咲き誇っているではありませんか。 遅咲きの八重桜でしょうか。 空の青と、新緑の緑と、桜の桃色がとても清々しいコントラストをなしていました。 多くの外国人が参道で感嘆の声を上げていましたよ。 さてさて私の目当ては藤、藤。 順路をずっと進むと、有名な「石庭」がある方丈へ行き当たります。(写真③ 方丈前から振り返る) せっかくなので方丈も拝観。  方丈内を「石庭」まで進むと、や・や・やはりここはものすごい人。 とても写真に収められないので(人が全くいなくても「石庭」の全景は写真には収められませんが・・・)、わきにあった石庭見取り模型を撮ってみました(写真④)。 花木や池泉などの加飾を避け、白砂と15個の石だけで何かを表現している、といわれる石庭です。 何を表現しているかは、見る人次第ということですが・・・、外国人を含む多くの観光客が縁側に腰掛けて、その意味を読み取ろうとしていました。 「石庭」をあとにしてさらに進むと、もうひとつ龍安寺で有名な、「つくばい」がありました(写真⑤)。 水戸光圀公の寄進といわれている「吾、唯、足、知」の禅語が刻まれたつくばいです。 裕福でも足るを知らねば精神は貧しい、貧乏でも足るを知っていれば精神は豊かである、そんな意味だとパンフレットに書いてありました。 裕福では決してない私には心強いお言葉です。 さてさて、方丈を出て藤とシャクナゲを求めて、いよいよ庭園と庭園内の大きな池、鏡容池をめぐります。 つづきは、その②で。

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