ゆったりステイ
草津で春の続きを。遅咲きの花景色にひたる旅へ
2025/04/24
日本の多くの地域では桜が散り、初夏の気配が漂い始める頃、標高約1,200mに位置する草津ではようやく春を迎えます。日常の春を満喫した後は、長い冬を越えて花々がほころびはじめる草津へ。都会の喧騒から離れ、清々しい高原の空気に包まれながら、ゆっくりと目覚める春を体感できるのは、この土地ならではの醍醐味です。温泉につかり、心地よさにひたりながら、花々が織りなす鮮やかな景色と華やかな香りに身をゆだねる…。そんな贅沢に“ひたる”時間を求めて、遅咲きの春を見つける旅に出かけてみませんか。
満開の花々がお出迎え「道の駅と高山植物園」
温泉街の入り口・草津温泉門から徒歩5分の場所にある「道の駅 草津運動茶屋公園」では、4月下旬から5月上旬にかけて、平地ではすでに散ってしまったソメイヨシノに代わり、淡いピンク色のオオヤマザクラが待ちわびていたかのように咲き誇ります。花びらが高原の風に吹かれ、舞い踊っているかのような華やかな景色は、まさに草津からの春の贈り物です。
また5月に入ると、道の駅に隣接する「高山植物園」ではレンゲツツジをはじめ、淡い紫色のシラネアオイや白い小さな花を咲かせるツマトリソウなど、多数の高山植物が一気に開花を迎えます。雪解け水で潤った土壌から見せる生命力あふれる姿は、見る者の心まで潤してくれるようです。
桜や春の高山植物を満喫した後は、森のお食事処「しゃくなげ」でお腹も満たせます。ひもかわうどんの強いコシとツルっとしたのど越しをつけ麺で味わえる看板メニュー「つけひもかわうどん」に加え、ラーメンにカツがまるごと1枚乗った大迫力の「かつラーメン」、草津温泉のある吾妻地方の特産品・花豆をあんこにして混ぜ込んだ「花豆みるくソフトクリーム」など、家族みんなが楽しめるオリジナルメニューが豊富なのも嬉しいところ。これから始まる草津での楽しい時間への期待をかき立てられます。
道の駅は上りからでも下りからでも利用できる位置にあるので、旅の終わりに再び立ち寄り、ぜひ草津の名産をお土産に。おすすめは、道の駅限定の「花豆ロールケーキ」です。やさしい甘さが広がり、楽しかった旅の余韻を上品に締めくくってくれるでしょう。
道の駅は上りからでも下りからでも利用できる位置にあるので、旅の終わりに再び立ち寄り、ぜひ草津の名産をお土産に。おすすめは、道の駅限定の「花豆ロールケーキ」です。やさしい甘さが広がり、楽しかった旅の余韻を上品に締めくくってくれるでしょう。
【施設情報】
「道の駅 草津運動茶屋公園」
住所:群馬県吾妻郡草津町大字草津2-1
電話番号:0279-88-0881
営業時間:8:30~17:00 ※森のお食事処「しゃくなげ」は9:30~15:30
休み:なし(臨時休館あり)
駐車場:あり(無料)
「高山植物園」
住所:群馬県吾妻郡草津町大字草津2-1
電話番号:0279-88-0881
休み:なし
駐車場:あり(無料)
「道の駅 草津運動茶屋公園」
住所:群馬県吾妻郡草津町大字草津2-1
電話番号:0279-88-0881
営業時間:8:30~17:00 ※森のお食事処「しゃくなげ」は9:30~15:30
休み:なし(臨時休館あり)
駐車場:あり(無料)
「高山植物園」
住所:群馬県吾妻郡草津町大字草津2-1
電話番号:0279-88-0881
休み:なし
駐車場:あり(無料)
花と緑に囲まれた神聖な空間へ「白根神社」
草津温泉の中心地から徒歩5分ほどのところにある「白根神社」では、5月に入ると「花手水」が参拝者を迎えてくれます。通常の手水鉢に季節の花を浮かべた花手水は、訪れる人の手だけでなく、心まで清めてくれる美しさです。
また草津町の町花であるアズマシャクナゲの名所としても知られており、5月上旬になると境内が濃いピンク色の花々で彩られます。木々の隙間から差し込むやわらかな光に照らされてアズマシャクナゲがきらめき、神社という神聖な空間が一段と神々しい印象に。喧騒から解き放たれて境内を巡るうちに、体の細胞のひとつひとつが洗われていくような感覚で満たされていきます。から解き放たれて境内を巡るうちに、体の細胞のひとつひとつが洗われていくような感覚で満たされていきます。
【施設情報】
「白根神社」
住所:群馬県吾妻郡草津町草津538
電話番号:0279-88-3768
営業時間:9:00~15:00(社務所※休前日、休日のみ)
休み:なし
駐車場:なし
「白根神社」
住所:群馬県吾妻郡草津町草津538
電話番号:0279-88-3768
営業時間:9:00~15:00(社務所※休前日、休日のみ)
休み:なし
駐車場:なし
こちらの記事もおすすめ
古き良き湯の香に包まれてのんびり散歩にひたる
古き良き湯の香に包まれてのんびり散歩にひたる
しゃくなげ彩る癒やしの武具脱の池コース
ダイナミックで壮大な自然を楽しみたい人は、ぜひ「しゃくなげ・武具脱(モノヌグ)の池コース」でハイキングを。全工程が緩やかな下りで、全長約3kmという気軽に歩けるコースでありながら、自然の息吹を全身で感じられる特別なルートです。
春から初夏にかけての時期には、野生の高山植物が競うように咲き始めます。中でも山肌一面を鮮やかに染め上げるアズマシャクナゲやハクサンシャクナゲの海には、大人も子どもも心踊ること間違いなし。爽やかな高原の風に吹かれながら花々が作り出す景色を愛で、自然の営みに思いを馳せれば、心の奥深くまで癒やされる感覚を味わえるはずです。
【施設情報】
「しゃくなげ・武具脱の池コース」
住所:群馬県吾妻郡草津町草津
電話番号:0279-88-0800(草津温泉観光協会)
※コース入り口となる「青葉山レストラン(草津温泉スキー場)」前の駐車場(10台程度)は、温泉街から車で約15分
「しゃくなげ・武具脱の池コース」
住所:群馬県吾妻郡草津町草津
電話番号:0279-88-0800(草津温泉観光協会)
※コース入り口となる「青葉山レストラン(草津温泉スキー場)」前の駐車場(10台程度)は、温泉街から車で約15分
足を伸ばして、心解き放つ花々の楽園へ
時間に余裕があれば、草津温泉に向かう途中で訪れたいのが「中之条ガーデンズ」。関越自動車道 渋川伊香保ICから車で約50分のところに位置し、約12万平方メートル、東京ドーム2.5個分もの広大な敷地に、ガーデンデザイナー・吉谷桂子氏が手掛ける「スパイラルガーデン」など、7つの庭とファームエリアが広がります。
春は見どころが満載で、イベントも目白押し。5月下旬から6月下旬に開催される「春のローズガーデンフェア」では、約400種のバラが一斉に花開きます。豪華な花の饗宴が繰り広げられる中、甘い香りに包まれ、庭園を散策する時間は、心身ともにリフレッシュできる贅沢なひとときです。
【施設情報】
「中之条ガーデンズ」
住所:群馬県吾妻郡中之条町大字折田2411
電話番号:0279-75-7111
営業時間:9:00から17:00(最終入園16:30) ※12月~2月は~16:00(最終入園15:30)
休み:木曜日・祝日の翌日・年末年始
入園料:季節により変動 ※12~2月は無料
駐車場:あり(無料)
「中之条ガーデンズ」
住所:群馬県吾妻郡中之条町大字折田2411
電話番号:0279-75-7111
営業時間:9:00から17:00(最終入園16:30) ※12月~2月は~16:00(最終入園15:30)
休み:木曜日・祝日の翌日・年末年始
入園料:季節により変動 ※12~2月は無料
駐車場:あり(無料)
高原の冷涼な気候がもたらす遅咲きの春。平地ではすでに散ってしまった花々を、草津ではもう一度ゆっくりと楽しめます。日本人にとって、穏やかな陽気に包まれる春の訪れは、毎年待ち侘びるほど嬉しいもの。それを1年に二度も味わえるなんて。箱根や伊東、勝浦などでお花見を楽しんだ後、季節を追いかけるように草津を巡れば、標高1,200mの高原で再び出合う春が、きっと新たな感動をもたらしてくれるでしょう。これからは「花の見納めは草津で」がルーティンになりそうです。