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静波海岸

由比と美味しい桜えびと広重と由比正雪と・・・

2010/10/25

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市町村合併をして静岡市になりましたが、由比という町がございます。由比というと、まず思い浮かぶのが薩 峠からの景色です。
ここからの富士山や駿河湾の景色は、歌川広重の「東海道五拾三次」にも残されるほどの絶景です。由比は又、桜えびでも有名で、もうすぐ10月28日から桜えび漁が始まります。
由比には桜えびを使った料理のお店が多く、その料理も冷凍技術の発達により年間を通してお楽しみ頂けるのですが、この時期は特に新鮮な桜えびを使った生桜えびやかき揚げを始めとする料理をお楽しみ頂けます。

本格的なお食事処もいいのですが、由比漁港内にある、「浜のかきあげや」は、気軽にお立ち寄り頂けるかと思います。
(お休みの日もあるので、由比港漁業協同組合ホームページをご確認下さい。)
http://www.jf-net.ne.jp/soyuikougyokyo/p_kakiageya.html

由比の桜えびというと、富士川の河川敷が一面ピンク色に見える程いっぱいに天日干しされた情景が思い浮かびます。この一面ピンクに染まった河川敷とここからの富士山の姿は季節の風物詩として親しまれているそうです。ただ残念なことに、先日由比港漁協に伺ってお聞きしたところ、秋漁では日照時間が短い為、この富士川河川敷での天日干しは行われておらず、春からの漁のみ行われるとの事でした。早い時期にはごく僅かにされているようですが、一面いっぱいになるほどではないそうです。(春だと1日で乾燥するのですが、この時期になってくると2日干さないと乾燥しないそうです。)素晴らしい景色なので、こちらは春にお越しになられた際には、ぜひご覧ください。

又、由比は日本橋から数えて16番目の宿場町でもあったのですが、その本陣跡の由比本陣公園内には現在、東海道広重美術館があり、歌川広重の作品を中心に1300余点の版画が収集され、展示されています。残念ながらそのすべてが常時展示されているのではありませんが、毎月展示替えが行われており、新しい視点で楽しめる様に工夫されています。その由比本陣公園のまん前には、江戸時代の慶安年間(1651年)に倒幕計画を遂行しようとした由比正雪の生家といわれる正雪紺屋があります。今でも染物屋が営まれており、手拭いやハンカチ、手作りのバックなどが販売されています。
 
由比はもともと小さな宿場町だったのですが、今でも町並みに名残を留めています。他にも色々と面白いお店や博物館もあるので、ゆっくりと散策されてはいかがでしょうか。
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