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【イベント報告】花めぐりツアー第1弾 ~芦野桜と隈研吾氏の名建築を巡る~

2016/04/15

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堂の下岩観音

こんにちは。フロントの栗原です。


本日4月15日(金)に行なったイベントのご報告をさせていただきます。

本日はタイトルにもある通り、花めぐりツアー第1弾としまして、桜の名所としては『堂の下岩観音』と『芦野御殿山』をめぐり、隈研吾氏の名建築としては、『馬頭広重美術館』と『那須歴史探訪館』と『石の美術館』をめぐってきました。



< 行程 >

9:00ホテル出発 - 堂の下岩観音 - 馬頭広重美術館 -

遊行柳 - 丁子屋(昼食) - 芦野御殿山/那須歴史探訪館/

石の美術館(自由行動)- JR那須塩原駅 - 16:30ホテル帰着





まず最初に行った桜の名所1つ目

≪ 堂の下岩観音 ≫


こちらは那須町指定文化財に指定されています。


堂の下岩観音と呼ばれている由来は、奈良川の西岸の西坂から東岩崎の間に芦野石の石脈が続いており、ここは芦野石の旧採掘所でありました。この南端に近い所に「堂の下」集落があり、その集落の西部に芦野石の岩肌が露出してそびえたっているところがあります。その中腹に観音堂があり、通称「堂の下岩観音」と呼ばれているそうです。


そして、堂の周辺とその下方にはいくつかの巨岩が見られ、それらを覆い隠すようにエドヒガンやソメイヨシノの巨木、古木が生い茂っているのが特徴です。


108段ある石段もみなさま余裕の表情で登っていらして、わたしの方が全然体力がないなあと反省する瞬間でもありました。


桜の他にも鮮やかな黄色の菜の花も綺麗でした。

桜の薄ピンク色、菜の花の黄色、木々の淡い緑や深い緑、空の青色・・・
すべての色が春の訪れを感じさせてくれました。


登り終わり石段を下って行くと、登りのときには気づくことができなかった壮大な景色が広がっていました!広がる景色が本当に綺麗でお客様としばらく見入ってしまう程でした。


今の時期は夜のライトアップがあるようで、昼間とはまた違う顔をした夜桜も是非見てみたいと思いました。



もう1つの桜の名所

≪ 芦野御殿山 ≫

こちらは約800本のソメイヨシノが咲き、別名「桜ヶ城」ともいわれ、古くから桜の名所として知られています。


並木を通り山の上まで登ると、とても天気が良かった為、那須連山を見渡すこともできました。

上の広場に到着すると・・・

広がる淡い桜の世界に圧巻。

登りの階段でへとへとであった体力のないわたしの体に、染み渡る綺麗さでした。



続きまして、隈研吾氏の名建築として、3つの施設をめぐってまいりました。

3館ともに完成年が2000年であり、まだ20年も経っていない新しい施設です。


隈研吾氏は、格子をモチーフとした新歌舞伎座の設計にも携わり、平家を積層したような浅草文化観光センターなど、国内のみならず海外の物件も数多く手掛けている建築家です。


隈研吾氏の1番新しい話題としては、みなさんもきっとご存知の2020年東京五輪・パラリンピックの主会場となる新国立競技場のデザイン案が採用されたということがあげられます。



まず1つ目

≪ 那珂川町馬頭広重美術館 ≫

こちらの美術館では、歌川広重の作品を中心に展示をしています。


建物の特徴としては、「安藤広重の芸術と伝統を表現する伝統的で落ち着きのある外観」をコンセプトとしており、自然豊かな那珂川町の景観に溶け込むよう、ゆったりとした平屋建てになっているという点です。


内装にも地元の材を使い、壁は烏山和紙床は芦野石で出来ているそうです。


館長さん自ら作品のご紹介をしてくださり、お客様も興味深々で聞き入っていらっしゃいました。

作品の写真撮影は禁止とされていますので、外観や雰囲気だけでもお伝えできればと思います。


作品の方は、是非ご自身の目でじっくりと味わってみてください。



続いて2つ目

≪ 那須歴史探訪館 ≫

江戸時代の門を復元した建物「陣屋裏門」が出迎え、そちらをくぐると、正面に芦野の町並みと那須連山を一望できる展望台があり、左手に展示館がありました。


歴史的な建物と現代建築がとても上手く融合した建物といえます。


外壁をガラスで覆い、その内側に和紙や、稲藁を樹脂で固めたパーテーションなどで間切り、展示空間としています。

周囲をガラスで覆うことで、外の環境に溶け込む、「消える建物」をテーマに設計されているようです。



最後に

≪ 那須芦野 石の美術館 STONE PLAZA ≫

地元の芦野石・白河石をふんだんに利用した、組積造の建物が立ち並んでいます。

戦前から残る古い石蔵をそのまま利用しながら、新しい建物を付け加えて作った建物だそうです。


全体では5つに分かれており、「石と光のギャラリー」「茶室」「石と水のギャラリー」「石蔵ギャラリー」「石の学習室」とあります。なんだか迷路のようで、どのように廻ったらいいのかわからなくなってしまいました。


どの空間も静かで神聖なものに感じました。



昼食は江戸時代から300年もの歴史を持つうなぎ料理の老舗≪丁子屋≫でのお食事でした。


実はわたくし、しっかりと鰻を食べるのが初めてでした。

前に食べた際に生臭いという印象が強かった為、それ以来食べることがなかったのですが、やはり良いものだと違うのでしょうか?自分でもびっくりする程、美味しくいただくことができました。


お客様も鰻なんて贅沢ね。とうれしそうに召し上がっている姿に、わたしもうれしくなってしまいました。



昼食の前には当初の工程には入れていなかったのですが、是非見ていただきたいという思いと、少しの時間の余裕があった為、≪ 遊行柳 ≫ を見に行きました。


遊行柳は平成27年3月10日に国指定「おくのほそ道の風景地」として指定された場所です。


桜と柳がどちらも見ごろで最適な時期でした。

皆様の笑顔を見て、少しでも立ち寄ることができてよかったなあと思いました。

こちらでは、ご参加の皆様と写真を撮ることもできました。


皆様と今年度初となるイベントを迎えることができ、本当にうれしく思います。

今回ご参加いただいたお客様はもちろん、今回ご一緒することができなかったお客様も、是非これからご一緒できることを楽しみにしております。


長くなってしまいましたが、イベントの報告とさせていただきます。


楽しいひと時をありがとうございました。
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