最近お家御飯の時間が増え、ふるさとの味噌を食べたくなっていると思います。
みなさん、お気に入りのお味噌があると思いますが、今回自分の最近のお気に入り
の八丁味噌についてお話していきます。
味噌のもとは、大豆、塩、麹の3つだけ。麹には米・麦・豆などありその種類によって
味噌の味も香りも千差万別です。それぞれ味も風味も違いまだまだ可能性を秘めた食材です。
愛知県岡崎市の街のシンボルは岡崎城。徳川家康が生まれた城です。岡崎城から8丁(約870m)離れた八丁村(現在八帖町)で作られたため八丁味噌。矢作川(はやぎがわ)の舟運と旧東海道が交わる物流の要所。江戸時代には舟運を利用して原料の塩や大豆を調達し、出来上がった味噌を出荷していました。八丁味噌は大豆100%の味噌。豆が命の味噌!
蒸した大豆に種麹をまぶし麹室へ原料の大豆をすべて豆麹に変えていきます。豆麹に塩を入れ、じっくり熟成させる事で独特の苦み渋みが加わり巨大な木桶に6tの味噌を入れその上に3tの石の重りを置き2年寝かせるそうです。
八丁味噌をこよなく愛したのが岡崎城で生まれた徳川家康。75歳の長寿を全うしたのは八丁味噌のおかげだと言われています。