スタッフがお届けする現地ブログ

南紀田辺

休日楽園倶楽部 <④高野山のおしえ>

2017/01/05

  • My Harvest

  • 0

  • 0

南紀田辺の夕食♪

あけましておめでとうございます!!

秋のツアーブログがなかな完結できないまま・・・年が明けてしまいました!(*_*)
が、今回は年末年始の暴飲暴食にぴったりな(?)ちょっといいお話です。

お時間ございましたら、ご高覧くださいませ。



-----休楽ツアー3日目-----


あっという間の最終日!戦国の貿易都市として栄えた『堺市』へ向かいます。
何も知らなければただ通過するだけの高速道路も、そこは語り部さん。南部梅林、稲村の火、金山寺味噌と湯浅醤油、日高川と道成寺、紀ノ川など、ただの田舎景色も豊富な知識で楽しませてくださいます。

私からは昨夜の宴で話題になった、宿坊での朝食について。
有難~いはずの朝食の修行をご覧いただきながら「お坊さんって朝ごはん本当にあれだけ?!」「あぁお経の間にごはんが冷めちゃう」なんて煩悩にまみれた本音を明かして宴会では大笑いだったのですが。
「ご飯粒を水の入った小皿に少しだけ移してたけど、なにあれ?!食べるの!?」
との皆様の疑問。聞くに聞けないまま、そのお膳は目の高さまで掲げ上げられ行ってしまったのですが・・・私も不思議で宿坊に問い合わせてみました。

「あれは、餓鬼さんにあげるんですよ」

はっ!!!!とさせられる言葉でした。
食材や料理を作ってくれた方のこと、自然の恵みに感謝すること、またご先祖や仏壇にお供えすることなど。多くの方は子供のころから教わっていると思います。
でも満足に食べられず死んでしまった人のことや、悪事をはたらいて地獄に落ちた餓鬼のことまで思いやり、分け与えようなんて考えも及びませんでした。
修行とはそういうことなのか、と知ることができました。そしてその教えの根幹にあるのは、足ることを知ること、人の痛みを知ること、仲良く分け合うこと、感謝すること、そういうことなのだと考えさせられました。

宿坊体験で、悟りモード(?)の坂本は、このとっても有難い『気付き』をいただいて一つ賢くなりましたよ。皆様に満足いただきたい!心をこめて仕事をしよう!という気持ちが、思いもよらない形でサプライズにつながることがあったり、自分の勉強になるのだということです。
会員の皆様に育てていただいているのだなぁと本当に思いました。

そんな良いお話をしてからの語り部さん
「どうも、餓鬼の安江です」
というご挨拶がさすがで、またまた一つ勉強になったのでした!
  • 南紀田辺の夕食♪お造り

  • 南紀田辺の夕食♪クエ小鍋

  • My Harvest

  • 0

  • 0

この記事が楽しめるのは南紀田辺

南紀田辺

〒646-0011 和歌山県田辺市新庄町2901-1

週間人気記事ランキング

月間人気記事ランキング

施設一覧(ブログ数)